カラスは防止策を行っても学習することから、効果が持続しなしと言われておりますが、
検証データ及び現在の状況はどうでしょうか?
カラスの悲鳴声や警戒声は生態声であるため爆発音などに比べて馴れは少ないと言われております。
しかし、悲鳴声や警戒声をスピーカで同一場所、同一時間、同一音量で放鳴を毎日続けますと馴れは生じます。
カラスが飛来する条件では食性本能(えさ場などは何度追い払ってもやってきます)と生殖本能(ヒナ
を抱えますと逃げません)が極端に強く、それ以外の条件であれば悲鳴声や警戒声は一度の放鳴で飛来が無くなります。
それは飛来した場所が危険地だとカラスが学習するため寄り付かなくなるのです。
送電鉄塔の巣造り防止は効果がありますか?
巣を造る前であれば効果がありますが、ヒナを生んだあとは人間が近づいても何をしても逃げませ ん。
線路上のカラスの石置きは重大事故につながるので排除したいが効果はありますか?
線路上の石置きはカラスの遊びの一種と考えられますので一度の放鳴でかなりの効果が期待できると思います。
馴れを生じさせたいためには必要最小限の放鳴に留めれば効果は持続します。
カラスの数が2~3羽程度であれば1回の放鳴は約30秒で飛び去ります。群れの場合は約1分~1.5分間の放鳴で、群れがスピーカの上空を鳴きながら旋回する異常行動を起こします(これを共感的誘発の原理と言います。共感的誘発の原理とはスピーカから放鳴される危険声と同じ危険心理に同調すること)。放
鳴停止で群れは徐々に飛び去って行き寄り付きがなくなります。
朝日新聞デジタル記事へ(外部リンク)
カラスの恐怖・悲鳴声の録音はどのようにして収録されたでしょうか?。
(話せる範囲で結構です。)
自然界の生きた2 匹のカラスを捕獲し、2 個のゲージに1 羽ずつ入れ一方のカラスに対して恐怖心を煽る(黒い布を振ることで恐怖心を煽ることができます)ともう一方のカラスに対して鳴きます。
それをテープレコーダに録音し、録音再生を繰り返しながら恐怖心を煽ると鳴き声は悲鳴声にかわりテンションの一番高い鳴き声をICのROMチップに入力したものが装置に使用されております。(特許登録番号1717619)
発声装置について、発生装置の有効な範囲は、何㎡くらいとなっているでしょうか?
有効面積は3000 ㎡~5000 ㎡です。
装置の音量はどの程度に調整されているでしょうか?
0~110db(音圧は効果に影響があります、音圧が低いと危険地が遠いと感じ、効果がなくなります。
音圧を高く放鳴時間を短くがポイントです、カラスを含めて鳥類は1秒間の鳴き声の情報は人間の10倍(10秒)に相当します。
装置を設置した場合、カラス声の音で地域住民の方から苦情等はあったでしょうか。もし、あった場合その対応はどうされたでしょうか?
夜間以外であれば昼間はカラスがいる場所で放鳴しますので、カラスが鳴いているな(悲鳴声でもカラスそのものの声なので)、程度で苦情はほとんど出ていません。
しかし住民の人が見ているときに放鳴しないようです、音は気にしだすとどうしても気になってきますので、装置の音と住民の方に気づかれないほうが良いようです。
装置の設置期間は何月から何月と区切って設置されているのでしょうか?
例えば、果樹園などでは果実が熟れたころに被害が出ますので被害が出る時期に設置をしています。
また電力会社では一年中設置して、巣造りの時期だけ放鳴しています。
装置そのものには、雨・風等への耐久性を行っているでしょうか?
屋外の防滴構造のケースに収納しておりますが、装置は小型(W120×H217×D100mm)ですので別の防水のケースに収納しても結構です。
スピーカは屋外仕様ですので問題はありません。
電圧はどのようになっておりますか?
本体電源はDC12Vの端子月です。DC12Vバッテリーでも使えますし、AC100Vの場合はAC100V/DC12V変換アダプター標準付属品でついています。車のシガーライターからでも使えます。(シガーライターアダプターも標準付属品です。)
太陽電池は付属品でありますか?
以前は製作していましたが、現在は日曜雑貨店等で安価に販売されていますのでお客様の方で準備していただいています。
現在、販売されている装置のカタログ及び価格等に関する資料は頂くことができますでしょうか?
可能です、メールに添付して送信します。
納入実績はどの程度ありますか?
延べ総数で約1000台程度です。
いつ頃から発売されていたのですか?
20年以上になります。
どのようなユーザに収めましたか?
主には電力会社、果樹園、工場等の駐車場、その他。
価格はいくらですか?
標準付属品含めて1式で18万円です。
機器保証期間を教えてください。
保証期間は1 年ですが、保管状態や設置条件が悪い時は保証が出来ないことになります。
基本はカラス害が無くなれば機器を外して屋内に保管していただきます。大半のユーザはカラスの害が無くなっても機器を屋外に設置したままですので、これでは長期の使用には耐えられません。
メンテナンス(故障、修理)のご対応はどのようにされていますか?
当社へ送り返してもらう方法です、現地での修理は一切行いません。
耐用年数はどれくらいですか?
丁寧に使えば7年を耐用年数と致しております。